住まいと暮らしのQ&A

おすすめの記事

犯罪が凶悪化する時代に備える、家族とマイホームを守るための防犯対策

特殊詐欺から実力行使の強盗へと犯罪の様相が変化し、私たちの命が危険にさらされています。
今の日本は、治安が良い国とは言えません。では、犯罪から家族やマイホームをどう守ればよいのでしょうか。映画『ホーム・アローン』の主人公ケビンのように、あらゆる手段で家を守る時代に突入しています。

能登半島地震から1年、阪神淡路大震災から30年。巳年に考える防災の知恵と再生の力

2025年巳年。蛇は何度も脱皮して若返ることから、再生と不死身のシンボルとされています。昔から蛇の皮は解熱剤や関節炎に効き、血は肺病、脂肪は強壮に良いとされ、黒焼きやアルコール漬けなどで強壮剤として使われてきました。
また、蛇は古来より水界の神聖な生物とされ、水の神として信仰されてきました。そのため、ただならぬ呪力を持つと考えられ、家の守護神として財産を守る存在ともされています。「蛇の皮を財布に入れておくとお金が貯まる」「蔵の蛇を殺すと貧乏になる」といった俗説もあり、蛇と金運には深い縁があるようです。
ちなみに、世界保健機関(WHO)のマークには蛇が描かれており、古代エジプトのツタンカーメン王の黄金のマスクにもコブラが装飾されています。

新年を安心して迎えるために、年末の大掃除とセットで防災チェックを

1年が経つのはあっという間と感じるのは、年齢を重ねたからでしょうか。乾燥するこの時期、乾いた咳が特徴のマイコプラズマ肺炎の広がりが心配です。コロナウイルスとの同時感染が懸念される中、年末の忙しさをさらに増やさないためにも、マスクの着用や手指消毒を改めて徹底することが重要です。冷たい水で手を洗うのが億劫に感じることもあるかもしれませんが、感染予防の基本を守りましょう。

四国大停電から学ぶ電力の重要性と自給自足の未来

2024年11月9日20時22分、四国で大規模な停電が発生しました。最大で36万5,300戸が停電し、香川県では約6万戸、愛媛県で約11万戸、徳島県で約11万戸、高知県で約8万戸が影響を受けました。本州向けの電力供給が急増したことで、四国内の電力供給が不足したことが原因です。この停電は21時49分に解消されました。
徳島県では停電の影響で2名が病院に運ばれました。100歳の女性が暗くなった室内で段差につまずいて転倒し、左肩を打撲しました。また、80代の女性が玄関で転倒し、腰に怪我を負いました。
各地の空港では、停電の影響により、誘導灯が消えましたが、離着陸には影響はありませんでした。一方、高速道路ではETCレーンが停止し、通行券の手渡しや現金徴収などで対応に追われました。
翌日の10日には、JR瀬戸大橋線で架線が断線し、快速列車マリンライナーが瀬戸大橋上で約6時間立ち往生しました。停電の影響でトイレが使えず、不衛生な状態が続きました。空調も使用できず、窓も開けられなかったため、乗客約150人は暑さと不安の中、瀬戸内海上で救助を待ちました。
四国ではこのように連日、電力に関するトラブルが相次ぎました。

気候と季節感の変化に思う、台風、豪雨、そして気温の異常と我が家の備え

ワールドシリーズを制覇したドジャースの優勝パレード。高校時代の人生設計ノートに「ワールドシリーズ優勝」を目標として書いた大谷選手の夢が、叶うことを願い観戦した方も多いのではないでしょうか。36年ぶりにロサンゼルスの街が青い旋風に包まれました。
グアム付近で発生した台風21号は、ハロウィーンに猛烈な勢力で沖縄に近づき、11月に入って温帯低気圧に変わりながらも秋雨前線を刺激し、秋の嵐をもたらしました。「Trick or Treat!」を「いたずらかお菓子か」と直訳するよりも、「もてなせよ、でなければ悪事を働くぞ」のほうが可愛らしいと感じるかもしれません。しかし、子どもたちの掛け声とは大違いで、暴風雨はまさに「いたずら」が過ぎているようです。

「景観」と「防犯」から考える外構計画

外構計画を立てる際、近年では植樹をするかどうかで悩む方も増えています。
草取りや水やりなどのメンテナンスが手間と感じ、何も植えないか、人工芝やコンクリートなど本物に近い人工素材で仕上げる方もいます。
予算の都合で外構を最低限に抑え、後から自分で手を加える楽しみとして後回しにするケースもあるでしょう。

ペットが暮らしやすい住環境と高齢化問題を考える

動物王国といえば、昭和世代の私は『ムツゴロウとゆかいな仲間たち 動物王国』を思い浮かべます。クマやキツネ、馬など、さまざまな動物の生態を教えてくれた、まるでブラウン管の中の動物園でした。
令和では『坂上どうぶつ王国』が、犬や猫の保護活動を通じて命の大切さを伝えています。
現在、日本でペットを飼っている人は約3割で、その内訳は犬、次いで猫が多いです。ペットを飼っている人が気にすることの第1位は、病気やけがをしないかどうかのようです。

地震、豪雨、猛暑という複合災害に私たちはどう立ち向かうか、能登豪雨から考える

2024年9月21日線状降水帯が発生し特別警報が発令された、能登地方を中心に記録的な大雨となった「能登豪雨」。
1月1日の能登半島地震からの復興が進む中、奥能登を襲ったこの甚大な災害は、土砂崩れや河川の氾濫により大きな被害をもたらしました。
2日間で平年9月の2倍以上の降雨があり、浸水地域が広がりました。地震によって堤防が沈下しており、その影響で越水してしまった箇所もあるようです。

南海トラフ地震臨時情報をきっかけに考える、地震に強い住まいとは

宮崎県沖で最大震度6弱を観測した8月8日、初めて「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」が発表されました。これを受け、防災グッズや水、簡易トイレ、米、トイレットペーパーなどが品薄になっています。

特にお米は日常生活への影響が大きいく、政府の備蓄米の放出を要請する自治体もありますが、もうすぐ新米の季節を迎えます。もし今、備蓄米を放出すれば、新米の価格が下がってしまいます。また、小売業が古米の在庫を抱えるリスクも生じます。さらに、台風10号の影響で稲刈り、稲そのものに被害があったのかが、とても気になります。

このような事態は、日頃の防災意識の不足が原因ですので、この機会にしっかりと備えましょう。我が家の耐震性能や家具の転倒防止対策ができているか、再確認も必要です。

迷走する台風と変化を実感する日本の夏から考える防災

9月1日の防災の日にも、各地で大雨をもたらした台風10号。8月25日の日曜日に列島縦断の恐れが報じられ、27日以降は警報級の暴風雨が予測されていました。しかし、当初の予想よりもはるかに西を進み、九州に上陸しました。四国、紀伊半島を経て日本列島に長く居座り、迷走した台風は過去に例があったでしょうか。