避難行動を妨げる正常性バイアスとは
6月27日夜から翌28日午前中にかけて、九州北部では線状降水帯の発生が予測されていましたが、実際には発生しませんでした。線状降水帯が形成する際に必要な大量の水蒸気が九州南部で費やされ、大雨となりました。そして、予測情報が出ていなかった静岡県で28日11時ごろに線状降水帯が発生しました。
この線状降水帯の発生予測には、空振りや見逃しがあります。予測が当たるのは4回に1回で、昨年度は22回の発生予測のうち、実際に発生したのは9回でした。見逃しも3回に2回程度あるようです。それでも、この情報は身を守るために有効です。