住まいと暮らしのQ&A

エアコンを我慢する時代はもはや過去のこと。昔とは違う環境に適した新しい生活様式へ。

暑い日が続いていますね。歩いていると靴が熱く感じるなんて、子供の頃に感じたことはありませんでした。
地球温暖化が進んでいると身近なところで感じることが増えました。これからも温暖化が進んでいくと、昔から馴染みのある食料が将来的には手に入らなくなったり、日本には避暑地がなくなるかもしれません。運転中の車内ですらエアコンが効いていても熱中症の危険性が高まるかもしれません。
安全性を考えると高校野球をはじめとする各種競技や、盆踊りや花火大会などのイベントの開催時期や時間についても考え直す必要も感じます。
また、新しい害虫が出現する可能性に対処しなければなりません。そして、ガソリンスタンドで給油するように、どこで涼むかというクールスポットの設置や確保など、昔とは違う環境に適した新しい生活様式へのシフトが必要でしょう。

電気代が高くても、エアコンを我慢する時代はもはや過去のこと

電気代が高くても、エアコンを我慢する時代はもはや過去のことです。歳を取ると寒さには敏感になる一方で、暑さには鈍感になると言われており、これは危険な状態です。「熱い風呂が好き」は心臓や血管に負担がかかります。身体的なリスクもあり極めて危険です。
「暑さが感じにくい」「暑くない」からこそ、外出時よりも在宅時に熱中症に注意を払わなければなりません。
窓を閉め切って扇風機だけを使い、エアコンを使わないことで熱中症が死亡原因とされる事故が多発しています。特に高齢者のご家族と離れて暮らしている場合、留守番をしているペットを見守れるよう、気温や湿度をスマートフォンで確認できる機器や遠隔操作ができるエアコンを導入することを考える必要があります。
電気代の心配があるなら、節電家電への買い替えや住宅の断熱性能向上を検討することがおすすめです。また、この新時代では、太陽光発電を導入することも考えてみる価値があります。
以前は考えられなかったことが今では実現しているように、電話が持ち運べたり、お茶やお水のペットボトルを購入したり、空気を洗浄したり、衣類に香りをつけたりするなど、新しいライフスタイルが広まっています。
キレイな空気を買う時代や、二酸化炭素を売買する時代、気温を購入する時代になっています。太陽光発電の普及で、電気を購入しない時代も訪れつつあります。
新しい価値観が広まる中で、「えーっ、まだ電気を買ってるの?古い」という声も聞こえてきそうです。時代の変化にあわせて、私たちの暮らしや考え方を進化していく必要があるでしょう。