住まいと暮らしのQ&A

梅雨を心地よく過ごすための「住まいと心の湿気対策」

梅雨の時期を快適に過ごすためには、湿気・カビ・気分の落ち込みといった季節特有の問題にうまく対応する工夫が大切です。「住まい」「暮らし」「心身のケア」の3つの視点で考えてみましょう。

除湿と換気で「住まい」を快適に

住まいでは、除湿と換気を意識的におこないましょう。除湿器やエアコンの除湿モードを積極的に活用し、晴れ間には短時間でも窓を開けて空気を入れ替え、扇風機やサーキュレーターで空気を循環させましょう。湿気対策と快適な空間づくりを心がけるようにしましょう。
湿気がたまりやすいクローゼット、押し入れ、靴箱には除湿剤(炭やシリカゲルなど)を置き、すのこで通気性を高める工夫も効果的です。布団はこまめに陰干ししたり、布団乾燥機を使うのも良いでしょう。室内干しをする場合は、風通しのよい部屋に物干しスペースを固定し、生乾き臭を防ぐために酸素系漂白剤や抗菌洗剤を使うのも効果的です。浴室乾燥機や衣類乾燥除湿機の活用も検討しましょう。

インテリアと香りで「暮らし」をリフレッシュ

暮らしの面では、小さな工夫でも気分転換につながります。湿気に強い観葉植物(ポトス、サンスベリア、アイビー)を置いて空気をリフレッシュしたり、アロマディフューザーやお香(ラベンダー、ユーカリ、レモングラス)を使ってリラックスするのもおすすめです。
梅雨向けのインテリアとして、湿気を吸いやすい布製品(ラグ、カーテン、クッション)を軽やかな素材に替えてみましょう。心地よさ、清潔さが保ちやすくなります。
また、カビが生えやすい浴室やキッチンは、毎日軽く拭く習慣をつけましょう。重曹やクエン酸、アルコールスプレーを使ったこまめなお手入れが効果的です。

「心と体」のケアを忘れずに

心身のケアも欠かせません。梅雨の「気分の落ち込み」には、日照不足が影響することがあります。朝は電気をつけて室内を明るくし、太陽光に近いLED照明(「昼光色」など)を使うのも効果的です。
湿気で体がだるくなりやすいため、軽いストレッチやヨガを日課にしてみてはいかがでしょう。また、生姜や梅干しなど、体を温める食品を意識的に取り入れて、内側から体調を整えましょう。

雨の日こそ「家族で楽しむ」工夫を

子どもや家族と過ごす雨の日にも一工夫を。「てるてる坊主作り」や「レイングッズのデコレーション」、雨の日限定の「ポテトチップスと映画鑑賞タイム」など、おうち時間を楽しむポジティブな雨の日ルーティンをつくってみてはいかがでしょうか。