住まいと暮らしのQ&A

水道管凍結にご注意ください

冬将軍到来、寒暖差の激しい12月になりました。いかがお過ごしでしょうか?体調を崩されたりしていませんか。
2018年は暖冬といわれていますが、冬将軍を侮ってはいけません。水道管の凍結のトラブルを回避しましょう。

凍結対策は、「ちょろちょろ出し」がポイント

寒気にさらされる可能性の高い、北側にある外の水道管は、凍結の可能性が高いです。
特に気温が氷点下になりそうな日は要注意。寒冷地のように凍結防止帯(水道管を温める電熱)が巻かれていればいいのですが、そうでなければ対応策としては、水をちょろちょろ出しておくこと。
もったいない気がしますが、水は流れていれば凍りません。ぽたぽた程度ではツララになってしまうのでご注意ください。
使わない水道であったり、数日間、家を留守にするの場合は、敷地内に入ってきた水道の元栓を閉じて、蛇口から水を出し切る「水抜き」をしておいてください。

凍結した場合は慌てず、無理せず

しかし、水が出ない、最悪凍ってしまった場合は、無理に使わないでください。溶けるのを気長にお待ちください。凍った箇所が発見できれば、ドライヤーなどで温めてください。
凍結した際も慌てず、あまり無理しないでください。熱湯をかけるのは絶対にダメです。熱膨張で破裂の原因になります。蛇口も無理に力をかけると割れることがあります。破裂や水漏れした場合は、焦らずに止水栓を閉じて水の流れを断ってください。

水道管だけでなく、冬場は血管の状態にもご注意

水道管だけでなく、気温の変化で影響を受けやすいのが、体の中の血管です。
住宅の中でも、急激な温度差を感じると、血圧の上昇や下降により、血管に弾力がない状態では破裂や塞栓(詰まってしまう)になるヒートショックを起こしやすくなります。
全館空調が普及している北海道はヒートショックが少ないとも聞きます。
特に暖房がなく裸になる洗面脱衣所から暖かい湯舟に入る時に注意ください。冬の温泉で雪を見ながらの露天風呂やサウナと水風呂の繰り返し入浴も血管に相当な負担がかかっています。
また、夜中の寒い時間でのトイレも下半身が裸になる状態でいきんだりすると危険です。
「ちょっとそこまで」のつもりが脳卒中で倒れてしまうことも。ゴミ出しの際には、温度差を感じないように、暖かい服装で外出しましょう。

血管も水道管も急な温度変化にご注意ください。ゆっくり焦らず、温度差のないように。
この冬をお過ごしください。