住まいと暮らしのQ&A

暖房にかかるエネルギーをおさえつつ、厳しい寒さから家族を守る工夫とは。

2022年末に電撃訪米したゼレンスキー大統領の米議会での演説。
「我々はクリスマスをキャンドルライトで祝うが、ロマンチックではなく電気が来ないからだ。ロシアのミサイルによるインフラ攻撃の結果だ」とプーチン大統領を非難しました。
そのプーチン大統領は、大陸間弾道ミサイルの配備を決め、ウクライナ情勢は長期化していく様相です。さらに2023年も世界のエネルギー事情の不安定な供給が続くと予想されています。電気代が下がる材料が未だ見当たりません。

電気が使えず、寒い冬を過ごす怖さ

物価上昇が続くヨーロッパ諸国。特に厳しい状況に追い込まれているイギリスでは光熱費の高騰による支払いのボイコット運動が起きています。平均世帯で約58万円の年間光熱費が2023年には108万円を超える見通しとなり、家計に甚大なる影響を及ぼすことが予想されます。
セントラルヒーティングのスイッチを切り、家の中でコートを着て過ごしている家庭の様子がテレビで放送されました。「ヒーティング」か「イーティング」か、つまりヒーターを着けるか食べるかを選択しなければならない厳しい暮らしを強いられています。
英国政府はエネルギー法案支援制度により、6か月間合計400ポンド(約6.4万円)の割引をし支援していくとのことですが、企業や家庭に対し、1日3時間程度の計画停電を行う可能性もあるといいます。厳しい冬のクリスマス、さらに寒さが増していく冬を迎える中で電気が使用できないということは、とても危険な状況です。

日本ではクリスマス寒波により、新潟では雪に覆われた車の中で死亡した人が相次いで発見される痛ましい事故が発生しました。停電が続き、暖を取るために自動車内で過ごしていたところ、マフラーが雪に埋もれ、排気ガスが車内に充満したことによる一酸化炭素中毒によるものです。
その他にも、2020年の台風10号では鹿児島県で、2018年には北海道胆振東部地震での北海道全域大停電時に、室内で発電機を使用し一酸化炭素中毒で亡くなった方がいらっしゃいます。大雪、地震、台風などの災害の際に電気が使えないことの不便さが生んだ悲劇ともいえます。

窓の断熱性能を高めて、省エネ&快適に

冬場、室内の暖気は約6割が窓から逃げ、夏場は約7割が窓から熱気が侵入してくるとも言われています。窓の断熱性能を高めれば、暖房費を節約して室内を暖めることができます。
外気の影響を少なくする住環境の整備は省エネにつながり、国も補助金などで支援する方向です。2023年は快適&省エネの住まいづくりをご検討してみてはいかがでしょうか。