住まいと暮らしのQ&A

停電時に困るものは何?ご家族全員で楽しみながら停電対策を。

もし停電が発生した場合、どのような不便さを感じるか想像できますか?
例えば、まず先に思い浮かべるのが、家庭内にあるさまざまな電化製品が使えなくなることではないでしょうか。
ではどのような不便さが生じるでしょうか。

停電時に使えないと困る電化製品

●冷蔵庫が使えない
冷凍食品の品揃えが豊富なことから、ご家庭でも多くストックされているでしょう。
停電により、その冷凍食品が解凍されてしまい、台無しに……。損失額のダメージ、もったいない、片付けが面倒、の3つのダメージを受けてしまいます。
●冷暖房が使えない
近年の真夏の過酷な暑さ、真冬の寒さは、健康への被害ばかりか命の危機にもつながりかねません。人だけではなく同居している小型犬、猫、熱帯魚などのペットも影響を及ぼします。
●照明が使えない。
夜間に停電が発生した場合、転倒や衝突など危険が生じます。
●スマートフォンのバッテリーが心配。
いまはスケジュール管理や連絡先もスマートフォン一台で完結しています。バッテリーが切れると、一気に何も出来なくなります。大事な方と連絡がつけられなくなり、とても不安です。ゲームが習慣となっている方はイライラが募り、他の方よりもストレスが生じます。
●セキュリティの面でも不安が生じます。
停電時には、警備システムや防犯カメラも作動しない場合があります。

上記以外にも、電気で水を流すタイプの最新型トイレは、手動式への切り替えを知らないと慌ててしまいます。
細かいことを挙げるときりがなくなる位、さまざまな不便が生じることでしょう。

次に住宅内以外には、どのような不便が生じるのでしょうか。
例えば、食材を購入するためにコンビニに行った際、電子決済ができない、おつりが不足して販売してもらえない可能性も。ガソリンも震災対応型のスタンド以外では給油ができなくなります。
交差点の信号が無灯火となり、機能しなくなるため、外出の際には細心の注意が必要となります。

日常では無自覚ですが、私たちは考えれば考えるほど電気に依存した暮らしをしています。
停電は、不便さを感じる以上に不安が募ります。体調だけでなくメンタルにも影響を与えます。

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これが長期に及ぶとまさにサバイバルに。アウトドアを楽しむ方が増えていますが、レジャーとは異なります。電気の無い暮らしを経験することが大切です。家の中で電気を使わないキャンプ体験“我が家の防災訓練”をしてみてはいかがでしょうか。
停電時に困るものがはっきり見え、何を準備したらいいか、ご家族で共有できるでしょう。楽しみながら停電対策の準備を充実していきませんか。