住まいと暮らしのQ&A

家庭で最も使われる水は、トイレの洗浄水。水の使用量を節約する方法は?

昨年、日本や台湾は台風が1つも上陸しないという稀な年でした。
災害被害がないのは好ましいことですが、一方で深刻な水不足が発生し、半導体を製造する上で重要な水が確保できずに生産が大幅に遅れているとか。
また、ひたちなか市の半導体工場の火災も記憶に新しく、世界的な半導体不足の解消には数年かかるとの見通しもあるようです。
半導体が入手しづらくなることで、車、家電製品、太陽光初で、蓄電池の生産も遅延が出始め、私たちの暮らしにも少なからず影響を及ぼしています。
こうした経済にも重要な水を私たちは日常生活でたくさん使用しています。

「新しい生活様式」で在宅時間が長くなり、ご家庭で使用する水の量も増加

「新しい生活様式」となり、在宅時間が長くなり、ご家庭で使用する水の量も増えているのではないでしょうか。
ご家庭で最も使われる水は、トイレの洗浄水ということはご存じですか。
お風呂で使用する水よりもトイレで使用する洗浄水の方が使用量が多いのです。
それでは、実際に「トイレで使用する水の量」を計算してみましょう。

トイレで使用する水の量

トイレで流す水は1回あたり、昭和のトイレは平均13リットル、平成以降の新型トイレは平均4リットル。その差は1回あたり9リットルにもなります。
4人家族が1日各3回トイレを使用した場合、9リットル×4人×3回=108リットルの差が生じます。
さらにペットのワンちゃんのお散歩での排せつ物処理に必要な水(1回)を加算すると、108リットル+9リットル=117リットル にもなります。

これが1年となると117リットル×365日=42,705リットルの差が生じることとなります。浴槽にためる水の量が1回200リットルとすると、214日分の量になります。なかなか想像しづらいですね。

水道料金をおよそ1立方メートル=226.8円で計算すると、42.705立方メートル(42,705リットル)×226.8円=9,685円となります。下水代も考慮すると9,685円×2=19,370円となり、地球にも家計にも厳しい水量、使用料です。

平成以降のトイレは洗浄方法等の進化により洗浄水量が大幅に削減されています。
この機会にトイレの交換をご検討されてみてはいかがでしょうか。

トイレリフォームの見積依頼

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