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住まいと暮らしのQ&A

更新日:2017年11月10日

泥棒の侵入犯罪を防ぐ① 泥棒の心理から探る「狙われにくい」家

ここ数年、家宅侵入による窃盗が増え、その手口も巧妙化してきています。侵入窃盗、いわゆる泥棒のうち、一般住宅をねらう「空き巣(あきす)」「忍込み(しのびこみ)」「居空き(いあき)」の手口から、家族の安全と財産を守る「狙われにくい家」にするための防犯対策についてのポイントを泥棒の心理をもとに探ってみました。

泥棒の3つの手口と認知件数割合

泥棒の3つの手口と認知件数割合

侵入窃盗、いわゆる「泥棒」、一般住宅をねらうその手口は、下の3つに分けることができます。

●空き巣(あきす)
住人が留守の際に屋内に侵入し、金品を盗む
●忍込み(しのびこみ)
夜間、住人が就寝したころを見計らって住宅内に侵入し、金品を盗む
●居空き(いあき)
住人が、昼寝や食事をしているすきに住宅内に侵入し、金品を盗む

侵入手口別の認知件数は右下の図表の通り、やはり「空き巣」が最も多く、3分の1を占めています。しかし、在宅中の窃盗の割合も一般住宅侵入手口の3割以上以上と意外に多く発生しており、在宅しているから安心とは限らないようです。
家族の安全と財産を守る防犯対策を考えるためには、侵入窃盗の手口別データからみてもわかる通り、「いつも狙われている」という防犯意識を常に持って行動することが大切だと言えそうです。効果的な対策を講じるため、次に侵入窃盗の行動を探ってみます。

どこから、どうやって?~侵入口と侵入手段~

侵入窃盗の侵入口 侵入窃盗の侵入手段

常に防犯意識を高めて生活する。といっても、その対策が具体的・効果的でなければ意味がありません。効果的な防犯ポイントを探るため、押さえておきたいのが、泥棒がどこからどのように侵入してくることが多いのか。侵入口と侵入手段の傾向をつかむ必要があります。
上の図2つは、平成27年の一般住宅における侵入窃盗の侵入口(どこから入ってきたか)と侵入手段(どうやって入ってきたか)の統計です。
まず、「どこから入ってきたか」ですが、「窓」が最も多く、半数以上が窓から侵入しています。次いで出入口が続きます。表玄関から堂々と侵入する場合もかなりの割合で発生しているようです。
次に「どうやって入ってきたか」ですが、侵入口が窓が多いことから、「ガラス破り」を連想しますが、なんと「無締り」が最も多いのです。どんなに強固な防犯対策を講じていても、無締りでは意味がありません。 小窓の鍵や、ごみ出しなど数分の無施錠も泥棒は見逃しません。日頃から少しでも外出する時には、施錠する習慣を身につけましょう。

侵入されるのはどんな家?泥棒の行動と心理

留守の確認方法

では、侵入者は、どのようにして侵入する家を選んでいるのでしょうか?
侵入にあたっては、下見をおこなうケースが多いといわれます。
そのチェック項目は、「(1)侵入しやすい家かどうか (2)逃げやすいかどうか (3)留守かどうか」などが挙げられます。

(1)侵入しやすい家かどうかのチェックポイント
●庭木など死角になるものがある。
●足場になるものがある。
●窓のクレセント錠の位置が開けやすいところにある。
●犬がいない。
(2)逃げやすいかどうかのチェックポイント
● 駅に近い。
● 立ち話をしている人がいない。
● 通行人が少ない。
(3)留守を見抜く技
上図のとおり、侵入者が留守を見抜く方法で最も多いのが、意外にも「インターホンで呼んでみる」こと。インターホンが鳴って、 出てみると誰もいない。そんな時は外に出て、周囲に不審者がいないかどうかを確認してください。また、郵 便受けに新聞や手紙が溜まっているのも危険。旅行などで留守にする場合は、新聞を止めることが大切です。

侵入を諦めるのはどんな家?泥棒の行動と心理

侵入を諦める時間 犯行を諦める要素

泥棒が侵入や犯行を諦めるのはどのような場合なのでしょうか?
まず、犯行までに「時間がかかる」こと。侵入に手間取り、時間がかかるのは、泥棒にとって犯行を発見されるリスクとなります。
では、侵入をあきらめる時間はどれぐらいなのでしょうか。警察庁の資料によると、左下の図の通り、侵入までに5分かかると侵入者の約7割はあきらめ、10分以上かかると侵入者のほとんどはあきらめるといいます。「侵入に時間をかけさせる」。これが、侵入されるかどうかの大きなポイントになります。
次に、犯行をあきらめた理由で最も多いのが、「近所の人に声をかけられたり、ジロジロ見られた」です。地域ぐるみの防犯対策が効果的なようです。その他の要因については、センサーライト、面格子等、設備面で対策できることが多くあります。防犯設備が整っていることを積極的にアピールすることも大切です。

あきらめ理由のNo1が「声をかけられた」であることからもうかがえますが、泥棒が一番嫌うのが「地域の目」。そして、地域住民の連帯感を見るポイントは、「ゴミ」。指定日以外にゴミが出ているかどうかがチェックポイントだそうです。「ゴミの日」が守られていない地域では、侵入者に安心感を与えるようです。日頃からマナーやご近所づきあいを大切にして、犯罪に強いまちづくりにつなげたいですね。
※出典:「住まいる防犯110番」(警察庁)

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